【子供嫌い】子供が嫌いだと「母性が無い」とか言い出す人も居るけれど大間違いです。母性は後から出てくるものであって子供嫌いで子供を持たないと決めているのだから出てくるわけはありません。また、子供を持っても母性が必ず出てくるわけでもないです。
この記事の目次
母性は後出し
どこからどこまで、何を持ってして母性とするかはかなり、曖昧なものです。また、子供を持った後、出てくる(可能性がある)ものなので、子供を持ちたくない人が母性強くなるとは思いません。
子供嫌い、更にそれが女性の場合時に「母性ないよね!」なんて言われる人も居ますが、母性ってなきゃダメですか?子供を欲しいと思わない場合、子供が嫌いな場合に於いて、母性って必要ありますか?
子供を持ったとして必ず母性が出るとは限らない
子供を持ったとして、母性が全員に必ず湧き出る訳ではありません。
定義も曖昧ですし、何を持って「これが絶対的に母性だ!」と言えるものでもないです。産んでみても子供を全く、かわいいとも慈しみたいとも思えない人も居ますし、野生の哺乳類であってもそれは同様。犬や猫、その他の生きものも育児放置をするのは存在しています。
人間もそんな哺乳類の一種。それを育てたいと思えない人が居ても普通です。
人は本能のままに生きることはご法度
人は法や社会性という営みなので、産んでみたけど要らないから始末しちゃった、だと大問題となるので母性がより、騒がれるのかもしれません。だからこそ、最初から子供は嫌いであり、産みたくない作りたくない、とするのは社会性としては良い事であると言えます。
また、父性とも混同できる性質の1つとして「小さいもの、弱いものを守りたいとする本能」とする説もありますが人間の場合、社会性や法、様々な学習や経験から本能より個人差や価値観が大きな割合を占めています。
仮にこの小さいもの、弱いものを守りたいとするのが本能で万民全てに同じく、備わっているのであれば虐待事件も起きません。人間は本能より別の衝動が強い動物です。
母性本能説
そもそも、本能の赴くままに人間が生きていたら?
犯罪万歳!になっていると思いませんか?
繁殖欲(性欲)を満たしたくなれば無理矢理でもする!
空腹になれば誰のものでも食べる、店のものを勝手に食う!
力が強いものが正義であり、力が弱い個体はやっつけて己を誇示!
…危険であり、とてもではありませんが人間社会ではありません。
野生動物のようには生きられませんので、母性という部分だけ「本能だ」「元々持ってて当たり前だ」と本能論を語られてもそりゃ、無茶ってもの。
都合の良い部分だけ本能だなんだと持ち出し、都合の悪い部分だけ人間は本能で動いてはならない、なんて言い出せば当然ながら歪みが生じます。
母性神話
上の本能と同様、これもまた一部が強く思い込んでいる迷惑な思い込み。
母性は女性なら誰でも持っていて、これを持っていないのはおかしいとか。女として出来損ないであるとまで、考える人も少なからず居るようです。
しかし、女性であれば誰でも持っているものではありません。
同時に男性であっても母性と限りなく近いものを強く持っている場合もあります。
子供が嫌いだと言えば「母性無いね!」
子供は欲しく無いと言えば「母性の無い女はモテないよ!」
余計なお世話であり、母性の無い女が嫌いな男なら寄ってこなくても良い、くらいに思う女性も居ます。子供が嫌いなんだから、母性なんて欲しいとも出したいとも思いません。
子供を産んでこそ、女性は一人前になる
こんな事を言う人も一部に存在していますが、一人前ってなんでしょうね?
子供を産まなければ一人前になれない、そんな残念な経験しかせず成人になったのが女性って事ですか?それはそれで随分な、差別的発言です。
また、病や体質。遺伝的疾患の子供への遺伝を考え産まない人も居るわけで「子供を産んでこそ一人前」なんて意見は大きな間違いでしょう。
一人前の定義も見解は様々、ありますが少なくとも「子供を産めば一人前」ではありません。子供を持っている親であっても非常識な行動や犯罪行為も平気でする人はシッカリ、存在していますから。
子供嫌いの場合、女性のほうが風当たりは強いかも
この母性という言葉があるおかげも手伝って、女性が「子供嫌い」「産みたくない」「欲しくない」と言えば男の子供嫌い以上に、非難や否定的な意見が集まりやすいです。
しかし、人間の社会は野生ではなく社会性と個人の自由意志。
必ず、繁殖をしなければならないわけではありません。
そして知性が高ければ高いほど、種としての個人差も大きくなり、子供が嫌いな人が居て好きな人が居る。それは当たり前の事なのです。
母性は当たり前はないし、誰にでも備わっているものではない。
むしろ、後出しで個人の好みと様々な経験が合致した結果、出てくる人も居る程度です。
母性が無いかも…なんて悩む必要もありません。